間質性膀胱炎とは?
間質性膀胱炎とは、細菌感染を伴わない、慢性の膀胱炎症です。トイレが近い(頻尿)、尿が我慢できない(尿意切迫感)、少しでも尿がたまるとトイレに行きたくなる(尿意亢進)、膀胱が痛い(膀胱痛)などの症状を起こす病気です。中高年の女性に多くみられますが、男性にも決してまれではありません。これまでは、かなりまれな疾患と思われていたので、診断が遅れてしまうことがありました。しつこい膀胱の痛みやトイレが近い状態には、この病気を考える必要があります。
原因は?
原因はよくわかっていません。有力な説には、膀胱の粘膜(膀胱の内側をおおっている細胞)に問題があって、尿がしみ込んでくることが原因とされています。膀胱の粘膜に問題が起こる理由については、機械的刺激、アレルギー性、免疫学的、精神的なストレス、感染、環境等多くの要因が関与していると考えられています。
症状は?
間質性膀胱炎は患者によって様々な症状があります。尿が近く、トイレに行ってもスッキリしない、少しでも尿がたまるとトイレに行きたくなる、我慢していると不快感から痛みを感じます。ひどくなると、いつも膀胱あたりが痛むようになります。痛む部位は膀胱、骨盤周囲、下腹部、大腿部等患者により千差万別です。トイレに何度も行く、夜も眠れない、痛みが続くというようなことから、生活に大きな支障が生じます。
尿や膀胱の検査でも異常がないことが多いため診断が遅れたり、通常の膀胱炎のように抗生物質で症状が改善しないため、さらに精神的な不安が高まり、心理的につらい思いをしている人も多いようです。
日常生活のワンポイントアドバイス
飲食物(アルコール、コーヒー、たばこ等)により症状が悪化することがあります。刺激物をとらないような配慮が必要です。
過労や精神的ストレスも症状を悪化させることがありますので十分な休養をとることと、ストレスをためないことが大切です。
東洋医学研究所®グループの井島鍼灸院(岐阜市)では、膀胱炎に対して長年にわたる治療経験と多くの医学情報を基に、統合的制御機構の活性化を目的とした鍼治療をさせて頂いております。
さらに、それぞれの症状に合った生活習慣の改善について指導させて頂いております。
是非、副作用のない鍼治療を受けられることをお勧め致します。