高血圧症とは?
日本高血圧学会の高血圧症の治療ガイドライン
日本高血圧学会の基準では、診察室血圧が収縮期血圧140mmHg以上、または拡張期血圧90mmHg以上の場合を高血圧と診断します。自宅で測定する家庭血圧では、135mmHg以上または85mmHg以上が高血圧とされます。
ただし、全国健康保険協会(協会けんぽ)が実施している「重症化予防事業」の勧奨基準は、2024年4月から変更されています。収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上というⅠ度高血圧の基準から、収縮期血圧が160mmHg以上、拡張期血圧が100mmHg以上というII度高血圧の基準に変更されています。
高血圧症は原因が分かっているかどうかで大きく2つに分類されます。
血圧が高くなる明らかな原因が分からないものを本態性高血圧と呼び、高血圧症の患者の90~95%を占めています。これに対して血圧が高くなる原因が明らかなものは二次性高血圧と呼ばれています。
本態性高血圧は明らかな原因は解っていませんが、遺伝的素因や加齢、食塩の過剰摂取、寒冷、肥満、ストレス、運動不足、喫煙などが影響して血圧を上昇させていると考えられています。そのため、高血圧症は生活習慣病の一つとして取り扱われています。
二次性高血圧には腎臓の働きが低下したものや、ホルモンの異常によっておこるもの、血管に病気があるもの、神経性のものなどがあります。
本態性高血圧症の自覚症状は、急激に血圧が変動したときに感じることが多いです。
高血圧症の多くを占める本態性高血圧の患者は、初期には自覚症状を訴えないのが普通です。
しかし、まったく自覚症状があらわれないのかといえば、そうではありません。たとえば、一時的ではありますが、急激に血圧が上がった場合に、頭重感、頭痛、めまい、肩こり、動悸、吐き気、手足のしびれ感、顔面のほてり感などの自覚症状を訴えることがあります。
ワンポイントアドバイス
高血圧症の多くを占める本態性高血圧の患者は、初期には自覚症状を訴えないのが普通です。
しかし、まったく自覚症状があらわれないのかといえば、そうではありません。たとえば、一時的ではありますが、急激に血圧が上がった場合に、頭重感、頭痛、めまい、肩こり、動悸、吐き気、手足のしびれ感、顔面のほてり感などの自覚症状を訴えることがあります。
高血圧症では、合併症が大きな問題です。
食生活 塩分の取りすぎと、肥満は高血圧の原因となります。塩分の目 標摂取量は1日6gですが、まず10g以下を目指して少しでも減らすこと から始めましょう。また、食物の1日の摂取エネルギーは、特に運動をし ていない場合、体重1Kg当たり約30Kcalを目安にしましょう。
日常的な運動 運動は血圧を下げるのみならず、体重を管理する上で も有用です。「階段を使う」「買い物の回数を増やす」など、生活の中でできる運動を見つけて続けましょう。
その他、ストレスや喫煙、大量の飲酒なども血圧を上げる原因になります。明るく、楽しく、節度のある生活を心がけましょう。
東洋医学研究所®グループの井島鍼灸院(岐阜市)では、高血圧症に対して過去の研究実績を基に、統合的制御機構の活性化を目的とした鍼治療をさせて頂いております。
さらに、それぞれの症状に合わせた生活習慣の指導をさせて頂いております。
是非、安心して副作用のない鍼治療を受けられることをお勧め致します。
2011.12.13更新
高血圧症
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