気管支炎とは?
気管支炎は、太い気道である気管から枝分かれした、左右の気管支に起こる炎症です。気管支炎には、かぜ症候群による急性気管支炎、痰と咳が長期間にわたって続く慢性閉塞性肺疾患(COPD)などがあります。
急性気管支炎
急性の炎症が気管支粘膜に起こる病気で、ほとんどはウイルスや細菌などの感染が原因で起こり、かぜ症候群に含まれます。かぜ症候群では鼻水や鼻づまり、くしゃみなどの上気道の症状、咳や痰などの下気道の症状などがみられますが、急性気管支炎は、これらの症状の後に、弱った気管支に病原微生物が感染することで、咳や痰の症状が強く起こるものです。
つまり、かぜ症候群の中で気管支に炎症があって、主に咳や痰の症状が現れるものに、急性気管支炎の診断名がつけられるのです。
詳しい症状やワンポイントアドバイスなどは、適応症の風邪を参考にして下さい。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)
かつては気管支に起こる慢性の炎症を慢性気管支炎、肺胞で起こる炎症を肺気腫と呼んで区別していましたが、原因、治療法ともに同じものであることがわかり、慢性閉塞性肺疾患(COPD)と呼ばれるようになりました。
COPDは、しつこく続く慢性の咳や痰、階段の昇り降りなど体を動かしたときの息切れ(労作時呼吸困難)、ゼーゼーという呼吸(喘鳴)を特徴とします。
また、重症になると胸部が前後に膨らむビール樽状胸郭、口をすぼめて呼吸をする口すぼめ呼吸などもCOPDに特徴的な状態です。
原因は喫煙や粉塵などの有毒な粒子、ガスの吸入などですが、そのうち最も影響の強いものが喫煙です。40歳以上で喫煙をしている人の15~20%にCOPDの疑いがあり、日本で500万人以上がCOPDと推測されています。
たばこには4700種類以上の化学物質が含まれ、このうち窒素酸化物、硫黄酸化物、一酸化炭素などが肺の酸化ストレス、タンパク質分解酵素を増加させ、気管支の炎症、肺胞の破壊などをおこさせると考えられています。
東洋医学研究所®グループの井島鍼灸院(岐阜市)では、このような気管支炎に対して全身の調整と、局所の症状改善を目的とした鍼治療をさせて頂いております。
また、気管支炎の状態に合わせた生活指導もさせて頂いております。
是非、副作用のない鍼治療を受けられることをお勧め致します。
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